2013年09月17日

後継者の決定について教えてください

オーナーが後継者候補として第一に考えるのは多くの場合親族であり、親族の中でも子供が中心です。この場合、考えるべきこととして大切なポイントは、本人に本気で継ぐ気があるか、そして経営者に向いているかです。子供にそれらがない際には、他の親族を後継者とすることも考えられます。また、子供が複数いるときには、後継者以外の子供に自社株や事業用資産以外の財産を承継させるなど、子供の間のバランスを考えましょう。後継者を1人に絞れないときには、会社を分社化することも選択肢になります。
親族内に適任な後継者がいないときには、その会社の事情に明るく安心感がある、従業員の中でも番頭格の人などに承継させるのも1つの手であり、今まで会社を共に運営してきた実績があるためスムーズに業務を進めることが可能です。この場合のポイントは、役員や従業員、取引先など利害関係者の了承が得られるか、そして経営権としての自社株を引き受ける資力があるかです(従業員などへの承継はMBO・LBOなどの方法により会社の所有権を譲ることになるため)。
親族内や従業員などにも後継者がいない場合でも、従業員の雇用維持や取引先の仕事確保を考えると事業は廃止できません。この際には、M&A (合併と買収)により会社を外部へ売却して第三者に経営してもらうのも選択肢となります。オーナーは会社経営の悩みから解放され、売却代金をもとに悠々自適な生活を送ることが可能です。この場合のポイントは買い手が見つかるか、価格に折り合いがつくか、さらには従業員の雇用が継続されるのかといったところです。事前に株価や事業の評価をおこない、自分の会社の価値を知っておきましょう。
posted by 相続税 at 17:34| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

経営承継円滑化法について説明してください

まず、除外合意の特例とは、先代経営者の生前に経済産業大臣の確認をうけた後継者が、
遺留分権利者全員との合意内容について家庭裁判所の許可を受けることで、先代経営者から後継者へ生前贈与された自社株式その他一定の財産について、遺留分算定の基礎財産から除外できるというものです。
そして、固定合意の特例とは、生前贈与後に株式価値が後継者の貢献により上昇したときでも、遺留分の算定に際しては相続開始時点の上昇後の評価で計算されてしまうため、経済産業大臣の確認を受けた後継者が、遺留分権利者全員との合意内容について家庭裁判所の許可を受けることで、遺留分の算定のときに生前贈与株式の価額をその合意時の評価額で予め固定できるものです。
posted by 相続税 at 17:34| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

事業承継税制の背景について教えてください

大株主=経営者である中堅・中小企業では、経営者の相続によって以下のような問題が生まれて事業の継続・発展に大きな影響を与えます。
・会社による自社株の買取り
相続税の納税資金を確保するために、後継者が有する自社株を会社に買取らせる場合があります。ただし、それにより会社の内部留保が流出して設備投資資金や運転資金がひっ迫する事態に陥る可能性があります。
・不動産等の事業用資産の売却
多くの経営者が個人資産である不動産等を会社に貸付けています。相続税の納税資金を確保するために後継者が相続した不動産等を第三者に売却した場合、会社の事業継続そのものが危うくなることがあります。
・事前の相続対策
会社の業績が伸びるほどに株価も上昇し相続税の負担は増加するため、事業活動を抑制して株価を下げるという不合理な企業行動を招きかねません。また、相続税の納税資金を確保するために、高額な役員報酬や退職金を支給することも考えられますが、事業活動に影響を与えるだけでなく、ほかの株主や従業員の理解が得られないことがあります。
・経営者の個人保証 •担保提供
経営者が会社の借入に対して個人保証をおこなっていたり、会社に運転資金を貸付けていることが多くあります。このため、相続税に見合う預貯金があったとしても、現在および将来の会社経営のために一定の預貯金を確保しておくことが相続税の納税を困難にする一因となってしまいます。
このような事業承継にともなう問題に対処するために、平成20年10月1日施行の経営承継円滑化法(中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律)において、後継者による経営権確保を支援するために遺留分について特別の定めが規定されました。また、平成21年4月1曰施行の非上場株式にかかる相続税・贈与税の納税猶予制度(事業承継税制)において、後継者が得た自社株にかかる相続税・贈与税の負担が軽減するための納税猶予制度が規定されています。
posted by 相続税 at 17:33| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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